はい。結論から言うと、AIの限界もありますが、伝え方をさらに「AIが絵の構造として理解できる言葉」に変えることで、まだかなり改善できます。
特に、あなたが求めているような1970年代の極端にデフォルメされたカー・カリカチュアは、現在の画像生成AIが苦手とする領域です。
なぜ「一般受けする絵」に戻ってしまうのか
AIには非常に強い「平均化」の傾向があります。
あなたが、
〇線を太く
〇コントラストを強く
〇1970年代風
〇カリカチュア
〇デフォルメ
〇スピード感
と指定しても、AIの内部では最終的に、「多くの人が見て、破綻が少なく、格好いいと感じる車のイラスト」戻ろうとします。
つまり、あなたが欲しいのは例えば、
「キャラクター性を優先した、多少不自然でも面白い車」
なのに、AIは、「自然で完成度が高く、広告にも使えそうな車」
を作ってしまうのです。
これは、あなたのプロンプトが悪いというより、現在のAIの強い“無難な最適化”との戦いです。
特に難しいのは「デフォルメの意味」
人間のイラストレーターなら、
「この車は前に突っ込んでくる感じだから、前輪を異常に大きくする」
「運転手の勢いを出したいから、腕を長くして車の外まで飛び出させる」
「車体の正確さより、シルエットの面白さを優先する」
という判断をします。
しかしAIは、
「車として成立しているか」
「タイヤの位置は自然か」
「ボディのバランスは普通か」
という方向に戻りやすい。
そのため、「デフォルメしてください」だけでは足りません。
「絵柄」ではなく「壊し方」を指定する
ここが非常に重要です。
例えば、
❌
1970年代のカリカチュア風カーイラストではなく、
⭕
車の構造的な正確さを無視する。
前輪を通常の2倍以上に巨大化する。
後輪は極端に小さくする。
キャビンを異常に後方へ押し込む。
車体全体を前方へ引き伸ばした涙滴形に変形する。
遠近法を誇張し、前方部分だけを巨大化する。
左右対称を崩す。
タイヤの位置をわざと不自然にする。
実車として成立させない。
「格好いい車」より「変なシルエット」を優先する。
このように、具体的にどこを狂わせるかを指定した方が効きます。
今までの画像を見ると、AIは「かなり良い方向」には行っています
〇線は太くなった
〇コントラストは上がった
〇スピード線は増えた
〇車体は誇張された
という意味では成功しています。
しかし、あなたが本当に欲しいのは、おそらく、
「上手なAI漫画」ではないと思います。
〇もっと、車体が異常に潰れている
〇前後のバランスが狂っている
〇タイヤがあり得ないくらい大きい
〇ドライバーの頭や手が異常に大きい
〇線が綺麗すぎない
〇手描きの勢いがある
「デザインの正しさ」を捨てている
という世界ですよね。
つまり今のAIは、
「漫画イラストとして上手くしてしまった」のです。
あなたは、「上手くしないでほしい」わけです。
ここが現在のAIの限界でもあります
特に現在の画像AIは、
「美しく」「整理され」「バランスがよく」「完成度の高い」
方向に非常に強く引っ張られます。
そのため、
〇下手に見えてもいい
〇不自然でいい
〇バランスを壊せ
〇車として正しくなくていい
〇デザインを整えるな
という命令は、かなり重要になります。
しかし、それでもAIは数回生成すると、「あ、これは車のイラストですね。では綺麗に仕上げます」という方向に戻ります。
これは、かなりAI側の限界です。
あなたの場合は「見本+文章」より、さらに一段階必要
おすすめは、
① 見本を提示する
② 見本の「絵柄」を説明しない
③ 見本の「変形方法」を説明する
です。
例えば、
この参考画像のように描くではなく、
参考画像から次の特徴だけを抽出する。
そして、
前輪:巨大化
車体前部:極端に長くする
車体後部:圧縮する
キャビン:後方へ移動
ドライバー:頭部を通常より30〜50%大きく
手:遠近法を無視して巨大化
タイヤ:円ではなく縦長または潰れた楕円
車体:実車として成立しない
線:均一にしない
黒ベタ:大胆に使用
細部:正確に描かない
シルエット:面白さを最優先
というように、設計図のように指示するのが効果的です。
さらに重要なこと
何度も、もっとデフォルメしてと追加していくと、AIはあまり変わりません。
AIにとって「もっと」は非常に曖昧だからです。
代わりに、
〇今の画像から、前輪だけをさらに150%大きくする。
〇車体中央部を30%細くする。
〇キャビンを後方へ移動する。
〇運転手の頭を巨大化する。
〇スピード線を車体の周囲ではなく、画面外から斜めに突き刺す。
のように、毎回「変更箇所を限定」する方が強いです。
私の率直な感想
あなたの伝え方が悪いわけではありません。
むしろ問題は、あなたが頭の中で求めているものが、
「一般的な画像生成AIが最も得意な絵」と正反対だからです。
あなたが欲しいのは、AIが平均化した“かっこいいカーイラスト”ではなく、
人間のカリカチュア作家が持つ「わざとバランスを壊す感覚」です。
これは現状でも生成できますが、「一発で理想の絵を出す」のはかなり難しいです。
私なら、今後は単に「1970年代風」と指定せず、「車をどのように壊すか」「どこを巨大化するか」「どこを省略するか」「何を絶対に整えないか」まで指定するプロンプトに変えます。
そして、あなたが見本を1枚提示してくれれば、次はその絵を分析して、**AIが逃げにくい、かなり強制力の高い“デフォルメカー専用プロンプト”**を作ることができます。
なるほど・・・
勉強になりました!


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